【意味が分かると怖い話】霊感持ち
「あ、幽霊だ」
「えっ、お前霊感とかあんの?」
「ああ、幼い頃からそういうのが見えてさ、こういう風に町を歩いてると案外見かけるもんなんだよ」
「へえ、難儀だな」
「あ、ほらあそこの公衆トイレ。首を吊ってる男がこっち見てるよ」
「うへえ、わかんねーけどこえー」
「お、あそこには電信柱の影から赤いワンピースの女がこっち見てる。裸足だよ。」
「おいおい、わからないから別にいいけど、怖いよ」
「わり、調子に乗りすぎた。…あ」
「どした?」
「いや、ほら、あそこの公園の噴水んトコに。ナイフ持ってクルクル回ってる幽霊がいるよ。」
「あ、こっち来た。」